本事業の概要
課題や困窮を抱えた子育て世帯に限らず、新型コロナウイルスの世界的なパンデミックにより他者との交流が薄れ孤立、孤独を感じることが多くなりました。コロナウイルスが第5類となり改善されるかと思いましたが、逆に給付や支援の休止もあり以前に戻ることは難しい上、原油価格・物価高騰で課題や困窮を抱える子育て世帯は、以前以上に経済的な困窮を抱えています。
ダブルワークどころか3つ4つの仕事を抱えたり、時給の良い深夜や夜勤の仕事をすることで、子ども達が益々寂しさを抱え、インスタントや総菜等を一人で食べる個食となっています。
学校や行政と連携して課題(ひきこもりや不登校・DV・育児放棄・ヤングケアラー)や経済的困窮しているであろう世帯への支援をしてきましたが、把握できていないご家庭で子どもの自死が在り、表に見えない悩みや困窮を抱える子どもや世帯につながることの難しさや、つながったご家庭の抱える課題も1つでは無く幾つもの課題が折り重なりその上に経済的な困窮もあり、解決・軽減を目指すにも何処から始めたらいいのかわからない状態です。
特に不登校・ひきこもりも多くが発達障害や精神疾患を患っています。そして食生活の乱れも大きな影響と考えられます。
そこで、下記の3点を軸に子育て世帯の支援事業を行い、地域コミュニティの中でよりナチュラルな福祉の実現を目指していきます。
- 1
目に見えない課題や経済的な困窮課題を抱える子育て世帯とつながること
- 2
つながったご家庭と信頼関係の構築と課題の把握
- 3
子ども達の健全な育成と食育の支援
本事業は休眠預金活用事業における(一財)ちくご川コミュニティ財団の助成により実施されています。